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2009年 > 220µm厚連続ラベル紙が切断可能な3インチ高速サーマルプリンタ(FTP-63AMCL301)新発売
2009年6月8日
富士通コンポーネント株式会社
220µm厚連続ラベル紙が切断可能な3インチ高速
サーマルプリンタ(FTP-63AMCL301)新発売
富士通コンポーネント株式会社(本社:東京都品川区、社長:松村 信威)は、厚さ220µm感熱紙や感熱ラベル紙への印字が可能で、自動給紙可能な機構を有した装置組み込み用オートカッター付き3インチ高速サーマルプリンタメカニズムの販売を開始いたします。
本プリンタメカニズムは、感熱ラインドット方式で、用紙経路をストレートパスの前面用紙出力とし、86mm幅で厚さ55µmから220µmの感熱紙や感熱ラベル紙を最大250mm/秒の速度での印字可能としました。また感熱ラベル紙は連続ラベル紙もカット可能で、カッター速度は1カットあたり 250ms を可能としました。用紙挿入は、挿入口に用紙センサーを設け、自動給紙する機構とヘッドを開閉するイージーローディング方式を選択採用できる構造としました。
連続ラベル紙の切断が可能で、カッター速度を1カットあたり 250ms とする小形ロータリーカッターを、固定刃とサーマルヘッドをコンパクトにまとめる構造となるよう開発して搭載しております。これによりレバー操作でカッター固定刃とサーマルヘッドを、カッター可動刃とプラテンを含むカッターや用紙の駆動部より分離して開く構造として、手動での用紙装着性の向上とともに、用紙ジャムやカッターロックなどのトラブル対応などの保守作業にも配慮した構造といたしました。
また、駆動用ギヤ構造に工夫をこらし、ギヤの低騒音化や異音発生を減少させギヤ寿命を延ばす構造といたしました。
本プリンタメカニズムをベースにして、オートカッターを外したメカニズム(FTP-63AMCL101)、サーマルヘッドの回路基板への接続がフレキシブルプリント基板(FPC)ではなく中継基板を仲介したコネクタ接続のFTP-63AMCL311(オートカッター付き)、FTP-63AMCL111(オートカッターなし)も系列化しています。
サーマルプリンタは、感熱用紙の保存性の向上に伴い、高速印字や印字静音性およびメンテナンスの容易さによりPOS、ECRやATMなどの流通端末、決済端末や金融端末のレシート発行などに広く採用されています。さらにサービス券やクーポン券などの発行、商品管理のラベル発行など、厚紙への印字要求が増加しています。本プリンタメカニズムはそれらの要求にこたえるものとして設計しております。